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生徒のモチベーションを保つのが一番難しいって話

 

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塾講師と家庭教師をしていると

他の職種のバイト(居酒屋とかコンビニ)をしてる友達から

人に何かを教えれるなんてすごいね~!

なんて言われたりします。

自分の得意科目を中心に教えているから

それほど苦労を感じたことはありません。

色々な生徒さんを見てきましたが

ほとんどの生徒さんは

問題の解説を読まずにいると思います。

解説を声に出して読んだだけで

あー!わかりましたぁ!!

なんて言って、

するすると類題を解いていったりします笑

解説は字ばかりで読んでいられないんでしょうね。

スマホが私達に身近なものになってから

本を読むという習慣が薄れていって

解説くらいの短い文章ですら

読むのが嫌なんでしょう。

問題が理解できないよ~って人は

もう一度じっくりと解説を読んでみましょう!

 

さて、今回はそういうことを書きたいのではありません。

人にものを教えるなんてすごいね~と言った友人に

それは違うんだよっていうのを書きたいと思います。

上でも書いた通り、問題の解説はそれほど難しくありません。

たまに、優秀で難しい問題を持ってくる生徒さんもいます。

でも、チャート式を片手になんとか乗り切れてます。

もう一度言いますが、ものを教えるのは難しくないです。

本当にに難しいのは

生徒の勉強に対するモチベーションを保つこと

だと思います。

一週間のうち数時間しか勉強を見てあげられないのに

生徒さんの成績を上げるっていうのは

正直無理だと思ってます。

仮にその子が1教科しか使わないというのであれば

成績を上げられるかもしれませんが

普通そうじゃないですよね。

中学受験ですら

算数、国語、理科、社会

の4教科です。

大学受験で国立志望の子なら

7科目ですよね。

勉強しなくちゃいけないことが山ほどあるのに

一週間のたった1,2時間

マンツーマンのつきっきりで教えても

成績が上がるわけないですよね。

(こんなこと書いてるの生徒の親御さんにばれたら怒られそうです)

じゃあこの1,2時間の間で講師が生徒さんにしてやれることは

一緒に勉強している一週間の1,2時間以外の時間で

生徒さんが自主的に勉強する

ようにモチベーションを上げてあげることだと思ってます。

受験生じゃないのに塾にくる子って

親に通わされてる生徒さんが多いので

非常にモチベーションが低いです。

塾にくればやること終わりって子が多いです。

先生の解説を右から左に流して終わりって感じです。

なのでそういう生徒さんには問題の解説はしません。

学校で勉強をさせられているから勉強をしている、

なんとなく勉強をしてる生徒さんはとても多いです。

そういう生徒さんには

何をしたいのか

将来何になりたいのか

を二人でじっくり話し合います。

大抵の夢にはある程度の学力が必要です。

そこを自覚させて

勉強に対する目的を明確にさせます。

目的がなく勉強をするのはしんどいです。

しかし目的、目標さえ持てれば

多少辛くてもやり通そうと思えます。

人のモチベーションにはそれくらいの力があります。

勉強をしてくれない生徒さんに

ますます勉強を強いるのではなく

膝を向かい合わせて

その子の夢を聞いて

道筋を示してあげてはいかがでしょうか。

これが私の講師論です。